採用ポータルで応募が来ない理由は？自社採用サイトで応募数アップ

採用ポータルサイトに求人を掲載しても、応募がなかなか来ない…そのようなお悩みを抱える企業は多いでしょう。
採用ポータルサイトは、広い範囲の求職者にアプローチできる一方で、応募者が複数の求人を簡単に比較できるため、企業の魅力が埋もれてしまう可能性もあります。「自社採用サイト」を活用した採用戦略が求められております。
この記事では、自社採用サイトの必要性と、応募数増加につながるその活用法について解説します。

採用サイトの重要性：求職者の行動データから読み解く

1. 採用サイトを通じた具体的な情報提供のニーズ

求職者はエントリー前に企業に関する具体的な情報を求めています。特に「募集要項」「仕事内容」などの基礎情報や、企業の雰囲気、職場環境に関するコンテンツが重要視される傾向があり、採用サイトの情報量が多いほど信頼されやすいことが分かっています。この点は、企業の理念や想いだけではなく、実際の仕事内容やキャリアパス、社員インタビューなどを充実させることで、求職者の不安を軽減し、エントリーへの意欲を高めるポイントとなります。

2. エントリー前に採用サイトを確認する傾向

2024年の調査結果によると、60％以上の求職者がエントリー前に採用サイトを確認していることが分かっています。採用ポータルサイトに頼るだけではなく、自社採用サイトでしっかりとした情報発信を行うことで、企業の魅力をより深く伝えることが可能です。これにより、求職者に「この企業なら働きたい」と感じてもらえる可能性が高まり、応募数の増加が期待できます。
また、転職活動中の求職者は、1社～3社程度の企業に絞り込んでエントリーする傾向があります。そのため、採用ポータルで興味を持った求職者がエントリーを決めるためには、自社採用サイトでの情報発信が大きな決め手となります。

参考記事：中途採用における採用サイト利用実態調査（2024年度版）

3. 採用サイトの充実が競争力に直結

特に認知度が低い企業の場合、採用サイトを通じて初めて企業の存在を知る求職者も多いため、採用サイトを「企業の窓口」として設計することが重要です。求職者の心理に基づき、具体的な仕事の説明や、リアルな職場環境を伝えるコンテンツがあると、応募意欲を高めやすくなります。また、採用サイトの訪問者の多くは複数回アクセスし、5分以上かけて内容をしっかり確認していることから、求職者が納得できる量と質のコンテンツを用意することが求められます。

なぜ自社採用サイトが必要なのか？

1. 企業の魅力や雰囲気をより具体的に伝えられる

ポータルサイトでは限られた情報しか掲載できないため、会社の雰囲気や働く環境の詳細が伝わりにくいのが実情です。自社採用サイトでは、社員インタビューやオフィスの写真、企業文化やビジョンなどを詳しく紹介でき、応募者が会社の雰囲気を具体的にイメージできるようになります。

2. 応募者にとって特別な存在感を持たせられる

ポータルサイトでは多数の求人が並ぶ中で埋もれてしまうリスクがあるのに対し、自社採用サイトは応募者に「この会社のために作られたサイト」と感じてもらえます。これにより、応募者に特別感を与え、応募意欲を高める効果が期待できます。

3. SEO対策で検索エンジンからの流入が期待できる

自社採用サイトに適切なSEO対策を施すことで、「業種＋採用」などのキーワード検索から直接応募者がアクセスできるようになります。これにより、ポータルサイトに依存しない集客が可能となり、求職者との接触機会が増加します。

4. 採用のタイミングや条件を柔軟に変更できる

自社採用サイトなら、募集要項や条件を柔軟に変更したり、新しい求人をすぐに掲載することが可能です。必要なタイミングで情報を更新できるため、ポータルサイトに掲載するまでの手間やタイムラグも回避できます。

自社採用サイトで応募を増やすための具体的な施策

魅力的なコンテンツの作成

自社採用サイトで、会社の強みや社員のリアルな声を届けましょう。以下のコンテンツがあると効果的です。

• 社員インタビュー：社員の働く姿や成長ストーリーを紹介し、職場の魅力を具体的に伝えます。
• 社内風景やイベント写真：オフィスの様子やイベント写真などを掲載し、雰囲気や企業文化をアピールします。
• 動画コンテンツ：職場の雰囲気が分かる短い動画を掲載すると、視覚的に伝えやすくなります。

応募フォームの簡略化とスマホ対応

応募フォームが煩雑だと離脱率が高くなります。必要最低限の入力項目に絞り、スマホ対応も行うことで、応募者がスムーズにエントリーできる環境を整えましょう。

採用ブログやSNSとの連携

採用ブログやSNSを通じて、企業の最新情報や日常の様子を定期的に発信します。これにより、求人情報に限らず、企業の人となりや価値観を知ってもらう機会を増やすことができます。また、SNSで採用サイトへの誘導も行うと、拡散効果が期待できます。

自社採用サイトの導入で得られるメリット

採用活動にかかるコスト削減

ポータルサイトに掲載するには一定のコストが発生しますが、自社採用サイトなら、自社で運営しながら長期間掲載できます。頻繁に求人情報を更新する場合も、ポータルサイトに依存せず、コストを抑えつつ採用活動ができます。

エンゲージメントの高い人材の獲得

自社採用サイトに訪れた応募者は、企業について自ら情報を探している意欲の高い人材が多く、会社の文化やビジョンに共感しやすい傾向があります。エンゲージメントの高い人材が応募してくれる可能性が高まり、企業にとっても適性のある人材を採用しやすくなります。

まとめ

採用ポータルサイトに掲載しても応募が来ない場合、自社採用サイトを導入することで、企業の魅力や職場環境をしっかりと伝え、応募者の興味を引きつけることができます。ポータルサイトと併用することで幅広い求職者にアプローチしつつ、自社採用サイトでは「この企業で働きたい」と感じるエンゲージメントの高い人材を引きつけましょう。

自社採用サイトの制作や運用に関するご相談は、ぜひArte株式会社までお気軽にお問い合わせください。